【株式初心者必見】信用取引の仕組みやメリット・デメリットを解説

投資コラム

株式投資をしていると、「信用取引」という言葉を耳にしたことがあるとおもいます。

信用取引には「リスクが高そう…」とか「初心者には難しいのでは?」というイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。

確かにリスクはありますが、しっかり基本を理解すれば大きな利益を期待できる取引方法です。

そこで今回は、信用取引の基本やメリット・デメリットを解説していきます。

信用取引とは

信用取引とは、証券会社に資金や株を借りて売買する取引方法のことです。

信用取引をするには、「委託保証金」とよばれる担保を信用取引口座に入金する必要があります。

この保証金を担保にして、およそ3倍の取引ができるのが主な特徴です。

たとえば、50万円を信用取引口座に担保として入金すれば、約150万円までの取引ができるようになり、自己資金の3倍の利益を期待できます。

また、現金だけでなく保有している株を担保にすることができ、これを「代用有価証券」といいます。

株を担保にする場合、一般的には時価の80%で評価されるので、50万円の株を担保にすると40万円分の信用取引ができるようになるのです。

制度信用取引と一般信用取引

信用取引には「制度信用取引」と「一般信用取引」の2種類があります。

制度信用取引

制度信用取引とは、取引できる銘柄と資金や株の返済期限が、証券取引所によって決められている取引方法です。

一般信用取引と比べると、信用買いできる銘柄は少ないですが、信用売り(空売り)できる銘柄は多くなっています。

返済期限は最長6ヶ月となっていて、超えてしまうと強制決済されてしまうことがあり、さらに手数料も多く取られてしまうので注意しましょう。

一般信用取引

一般信用取引は、取引できる銘柄と資金や株の返済期限を、顧客と証券会社が決める取引方法です。

空売りできる銘柄はかなり少ないのですが、信用買いはほとんどの銘柄で可能となっています。

返済期限は、3~10年(または無期限)と長いので、長期保有が可能です。

ただ、長期保有するということは、そのぶん金利が発生するということを忘れないようにしましょう。

信用取引のメリット

信用取引には3つのメリットがあります。

信用取引のメリット
・大きな利益を期待できる
・空売りできる
・1日に何度も取引できる

それぞれ詳しく解説していきます。

大きな利益を期待できる

信用取引では、保証金の約3倍まで取引ができるので大きな利益を期待できます。

たとえば、50万円でA社の株を買って株価が倍になった場合、現物取引では50万円の利益になりますが、信用取引なら保証金の約3倍まで買うことができるので、「150万円→300万円」となり150万円の利益を得ることができるのです。

このように、自己資金が少なくても大きな利益を狙うことができるのが、信用取引の魅力のひとつです。

空売りできる

空売りとは、株価の値下がりによって利益を得る取引方法です。

信用取引では、証券会社から株を借りることができるので、それを他の投資家に売って、株価が値下がったときに株を買い戻せば、差額ぶんの利益を得ることができます。

空売りについての詳細は、以下の記事をご覧ください。

1日に何度も取引できる

現物取引は、1日1回しか同じ銘柄の株の売買はできませんが、信用取引なら1日に何回でも売買することができます。

これを利用すれば、短期間の上昇トレンドや下降トレンドで仕掛けることができ、利益獲得のチャンスを大幅に増やすことができるのです。

また、「スキャルピング」や「デイトレード」などの短期投資は、1日に何度も取引するので信用取引が必須となります。

信用取引のデメリット

大きな利益を期待できる信用取引ですが、その反面、デメリットもあります。

信用取引のデメリット
・損失リスクが大きくなる
・金利やコストがかかる
・追証が発生することがある

それぞれ詳しく解説していきます。

損失リスクが大きくなる

信用取引は、大きな利益を期待できるというメリットがありますが、一方で大きな損失が生まれるリスクもあります。

たとえば、保証金の3倍で取引を行う場合、現物取引の3倍のスピードで損失が膨らんでいくので、入念にリスクマネジメントをする必要があるのです。

とくに注意したいのは空売りのとき。

損失に上限がないので、手痛い損失を抱えてしまう可能性があります。

レバレッジを高くすると、そのぶんリスクも高くなるということを忘れないようにしましょう。

金利やコストがかかる

信用取引は、証券会社から資金や株を借りることになるので、金利が発生します。

金利以外にも、「管理費」や「名義書き換え料」などのコストがかかるのです。

以下は、信用買いと空売りに発生する金利やコストです。

信用買い
・借りた資金に対する金利
・管理費
・名義書き換え料

空売り
・貸株料
・品貸料(逆日歩)
・管理費

そこまで大きな負担ではありませんが、保有期間が長くなるほど負担も増えていくので、ぜひ覚えておいてください。

追証が発生することがある

追証とは「追加保証金」のことです。

保証金には、「最低保証金維持率」というものが証券会社ごとに決まっています。

この最低保証金維持率を保証金が下回ってしまうと、追加で保証金を入金しなくてはなりません。

たとえば、最低保証金維持率が25%で、40万円の保証金をもとに100万円の信用買いをしたとします。

取引の結果、含み損が発生して100万円の25%、つまり25万円を保証金が下回ってしまうと追証が発生するのです。

追証は、保証金を追加するほかに、取引を決済することでも解消することができます。

なお、追証を放置していると、強制的に決済されて大きな損失につながることがあるので注意してください。

また、強制決済されると、信用取引口座がしばらく使えなくなる可能性もあるので、追証はしっかり払いましょう。

まとめ

信用取引は、大きな利益を期待できる一方で、損失のリスクもあります。

大きなレバレッジで取引する場合は、リスクマネジメントを徹底するようにしましょう。

空売りや1日に何度も取引できる、といった現物取引にはないメリットもあるので、ぜひ挑戦してみてください。

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