【分散投資】リスクを抑え、安定した株式運用をする方法とは?

投資コラム

株式投資では、株価の値下がりによって利益を得ますが、一方で値下がりによる損失のリスクもあります。

こういったリスクを軽減するには「分散投資」という方法が有効です。

分散投資は、1つの銘柄に集中して投資するのではなく、いくつかの銘柄を買うことでリスクを分散させる方法です。

このページでは、株式投資で起こるリスクや分散投資の基本を詳しく解説していきます。

株式投資のリスク

まずは、株式投資のリスクを見ていきましょう。

株式投資のリスク
・値下がりによる損失リスク
・企業が倒産するリスク
・流動性によるリスク

それぞれ詳しく解説していきます。

値下がりによる損失リスク

株価が値下がってしまい、買値より低い値段で売ることで損失が発生するリスクです。

株のリスクといえば、これを思い浮かべる方が多いとおもいます。

株式投資は、銀行に預金するのとは違い、元本が保証されていません。

企業の業績や景気の動向、為替の変動、金融政策など、さまざまな要因によって株価は上がったり下がったりするのです。

値上がればいいのですが、値下がりによって元本を割ってしまうと損失になります。

企業が倒産するリスク

業績悪化によって、企業が倒産してしまうと株券の価値がほとんど無くなってしまいます。

最悪の場合、株主への分配はなく、株券がただの紙切れになってしまうのです。

また、現物取引では投資したお金が全額返ってこないことが最大の損失になります。

ですが、信用取引で高レバレッジをかけて投資している企業が倒産してしまうと、元本以上の損失が発生することがあるのです。

このように、倒産のリスクは投資家にとって、非常に恐ろしいものとなっています。

流動性によるリスク

流動性リスクは、買い注文や売り注文がどちらかに偏ることで、注文が成立しづらくなるということです。

たとえば、企業の業績悪化や不祥事などがあると、投資家は株価の値下がりを予想して、大量に売り注文を出しますが、その一方で買い注文は大きく減ります。

そうすると、買い注文は成立しますが、売り注文では買い手がほとんどいないので、取引がほとんど成立しなくなってしまうことがあるのです。

そして、株価はズルズルと値下がり、損失が膨らんでしまう…、ということになる可能性があります。

分散投資とは

先ほど紹介した3つのリスクを軽減する方法が分散投資。

分散投資とは、投資先を1つに絞るのではなく、複数に分けて投資することです。

集中投資と比べて、利益は減ってしまいますが、損失を減らすことにもなるので、安定した運用ができるようになります。

分散する対象は、主に以下の3つに分けることができます。

分散する対象
・銘柄の分散
・地域の分散
・時間の分散

それぞれ詳しく見ていきましょう。

銘柄の分散

1つの銘柄だけではなく、複数の銘柄に投資する方法です。

たとえば、100万円を投資するとして、A社の株に100万円使うのではなく、B社やC社にも資金を振り分けます。

このとき、業種が偏らないようにしたり、円高・円安に強い企業を分けるなどの方法で、さらにリスクを軽減することができます。

たとえば、食品メーカーだけでなく、化粧品メーカーやゲームメーカーなどに投資することで、リスクを分散することができるのです。

また、円高だと内需関連株が上昇傾向になり、円安なら輸出関連株の業績が良くなると言われています。

こういった逆の動きをしそうな銘柄を買うことで、さらにリスクを軽減することができるのです。

地域の分散

地域を分散するのも有効な手段です。

1つの国や地域に集中すると、その地域の経済が停滞したり、落ち込んだときに損失が大きくなってしまします。

そのようなリスクを抑えるために、アメリカや中国などの外国株に投資するのがオススメです。

そうすることで、たとえば日本経済の調子が悪くても、アメリカ経済が好調なら損失を少なくすることができます。

また、先進国と新興国で分けることによって、さらに分散投資の効果が高くなります。

時間の分散

時間の分散は、株を買うタイミングを複数回に分けるという方法です。

この方法は「ドル・コスト平均法」とも言われています。

たとえば、資金が10万円あったとして、一度に10万円ぶんの株を買うと、株価が下がったときに大損してしまいます。

ですが、10万円を5回に分けて投資すれば、株価が下がってしまっても、1株当たりの平均単価が低くなるので、損失を抑えることができるのです。

このように、タイミングを分けて平均単価を下げることが、時間分散(ドル・コスト平均法)の目的となります。

まとめ

1つの銘柄に投資すると、大きな利益を期待できますが、同時に大きな損失リスクを抱えることにもなります。

そういったリスクを軽減するために、投資先を分散させると効果的です。

ただ、分散投資はリスクを抑える代わりに、利益が減ってしまうという側面もあります。

また、同じ業種の銘柄だけを買ったり、日本企業ばかりに投資をしていては、分散投資の効果をあまり得られません。

さまざまな業種や地域に振り分けることが、効率的に分散投資をするポイントなので、ぜひ覚えておいてください。

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